畳の原料で使われるイグサは熊本県が生産日本一。
ちなみに収穫量、栽培面積、作付面積も熊本県が日本一で、主な産地は熊本県八代地方は国産畳表の8~9割のシェアを誇っています。
イグサは単子葉植物イグサ科の植物で、標準和名は「イ」。短いですね(笑)。最も短い標準和名としても知られています。畳表にも使われますが、昔は俳句の夏の季語としても使われていたようです。
湿地や浅い水中に生える植物で、泥に根を下ろす。植物の姿はちょっと変わっており、先のとがった細い茎ばかりがたばになったような姿をしています。
イグサが畳に使われる理由は、イグサには木炭に匹敵する吸湿能力があり、湿度が高いときは無数の気候から湿気を吸い取って中にたくわえ、逆に部屋が乾燥するとたくわえた水分を放出して空気の湿度を調節するからと言われています。