おいしいビールづくりに欠かせない原料の一つがホップです。

岩手県産ホップは生産量に加え、質でも高い評価を受けています。

それは、日本を代表するビールメーカーが揃って岩手での契約栽培を始めたほど。

ホップ栽培に適した岩手の冷涼な気候と、生産者の繊細な仕事の積み重ねが、ビールのおいしさを高める高品質のホップづくりにつながっています。

岩手県ホップ生産量日本一:出典元(2006年4月7日現在):『岩手県庁農林水産部農産園芸課データ

●ホップの歴史
ホップはアサ科のつる性多年草。和名はセイヨウカラハナソウ(西洋唐花草)。

原産はヨーロッパのカフカス付近と言われています。黒海とカスピ海に挟まれた地域ですね。紀元前のかなり古くから西アジアやヨーロッパの山地に野生のホップが自生していたとされ、紀元前6世紀ごろには、メソポタミア地方の新バビロニア王国やカフカス山脈付近のカフカス民族がビールに野生ホップを使用していたそうです。

ビールで有名な地域と言えばドイツですが、実はドイツでホップの栽培がはじまったのは8世紀ごろからと言われています。さらに、ビールの味付けにホップが使われ始めたのは12世紀ごろからで、14~15世紀にかけてホップビールの持つ爽快な苦味や香り、日持ちの良さが高く評価され、現在まで続いています。

古代エジプトではホップは薬用にされていたこともあり、もともとは薬草や香草を使ったグレートビールが主流だったそうです。

日本でもビールは定番の飲み物で、居酒屋なんかでは最初の1杯目がビールということも珍しくありませんよね。しかし、日本でホップでの栽培は1877年(明治10年)なので、わりと新しいです。北海道開拓使が外国から苗を持ち込み栽培したのが始まりと言われています。

そのおかげで日本では北海道富良野町や青森県、秋田県、岩手県などの東北地方での栽培が主です。

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